自己改革の取り組み
JA鹿児島みらいは、中期3か年計画の基本目標として掲げる「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」を実現するため、総合事業経営の強みを活かして地域農業や組合員・地域住民の皆様のくらしを守る活動に全力で取り組み、自己改革をすすめています。
JA鹿児島みらいの自己改革重点取組事項
地域営農ビジョンの取組み強化
組合員・農業者、JAが一体となって地域農業の将来を見据えた長期的な戦略(地域営農ビジョン)を地域・品目ごとに策定・実践しています。
また、産地育成や担い手不足の解消など地域農業が抱える問題に対しても徹底した話し合い、積極的なサポートにより問題解決に向けた取組みをすすめています。
主な実践項目
- 生産者組織との徹底した話し合いによるビジョンの策定
- 数値目標の設定による生産者組織と一体となった進捗管理
- 産地・担い手の育成
- 生産・栽培技術の向上
- 農業経営の支援
- 生産販売、経営カウンセリングの実施
- 農業所得申告の支援
- 販売対策強化
営農ビジョン策定品目(主要6品目)
- 軟弱野菜(コマツナ、チンゲンサイ他)
- かぼちゃ
- 桜島大根
- 桜島果樹(桜島小みかん、ビワ他)
- インショップ(直売所)
- 生産牛(肉用牛)
組合員農業者の制作拡大への取組み
農作業の省力化・効率化
ドローンを活用した水田の農薬試験散布や簡易定植機の他品目への試験導入など、様々な技術導入により農作業の省力化・効率化に取り組んでいます。
農作業受託による援農支援
トラクターによる土壌深耕作業や果樹農作業受託部会による園地管理作業のサポートなど、農作業受託による援農支援に取組んでいます。
生産性・技術の向上への取組み
ハウス内の温度上昇を抑制する「クールコート」散布や新たな資材の導入など生産性の向上に取り組むとともに、畜産技術の向上を目的にJA独自の枝肉共励会を開催するなど、農家の技術向上にも取り組んでいます。
コスト抑制対策への取組み
農業資材価格の引き下げ
予約購買の拡大によるコスト抑制・価格の「見える化」や推奨品目の設定、近隣競合店舗の価格調査実施など「組合員・農業者の所得増大」に向けた取組みをすすめています。
主な取組み
- 春肥を中心とした予約購買・価格の「見得る化」
- 肥料・農薬の近隣量販店との価格調査実施
- 広報誌等を活用した低価格資材の周知
- 県域での共同企画による低価格資材の提供
地域農業のファンづくり
営農塾(野菜のがっこう)
農業初心者を対象として、座学や共同ほ場での実習により、土づくりや栽培方法など野菜づくりを学んでいます。
食農教育の実施
アグリスクールや出前授業を実施して未来を担う子どもたちに農業体験や地域とのふれあいを通じて、食や農の大切さを伝えています。
6次産業化・ブランド力向上への取組み
管内農畜産物の価値をさらに高め、生産者の所得向上をはかるために「6次産業化」に積極的に取り組んでいます。
また、ブランド力向上のために公的認証制度の取得や企業・行政等との連携によるPR活動にも取り組んでいます。
地域の活性化
地域に密着した活動に取組むとともに、協同組合理念の共有をはかることで組合員・地域住民との結びつき・絆の強化に取り組んでいます。
地域貢献・支店ふれあい活動
地域住民が参画する支店ふれあい委員会を設置し、支店が中心となって地域イベントの参加、地域貢献活動に取組んでいます。
協同組合大学の開講
主に正組合員を対象として、協同組合の理念を深めJAの民主的運営をすすめるために協同組合大学を開講しています。
移動購買車の運行
Aコープ鹿児島と連携した移動購買車「笑味ちゃん号」を運行し、高齢者や無店舗地域など日常の買い物が困難な地域住民の支援を行っています。
広報活動・PRの展開
「JA鹿児島みらい広報戦略」を策定し、組合員や地域住民へ鹿児島市の農業やJAの事業・活動、くらしの情報などを積極的に発信しています。
また、職員一人ひとりが広報マンとなって、自らの言葉で共同の理念とJAの社会的役割を伝えています。
主な広報媒体
- 広報誌「みらい」(奇数月発行)
- 支店オリジナルの手づくり「支店だより」
- ホームページ、SNS「LINE公式アカウント」