広報誌「みらい」2020年11月号
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トピックスがんばる畜産 コロナ禍の中で畜産流通が厳しい状況でも農家の皆さんは日々、愛情を込めて飼養管理に努めています。 9月14日、鹿児島中央市場で子牛セリ市が開かれ、市場には314頭(当JA116頭)が出場しました。今回、東桜島の山下寿郎さんの子牛が100万円以上の最高値でセリ落とされ、島内の生産農家によって今後飼育されます。 山下さんは、10歳の頃から親の手伝いをしながら牛の世話をし、20歳の時に本格的に畜産農家として経営をスタートしました。 また、高齢化が進み農家戸数が減少する中、地域の畜産サポート・支援、畜産発展に取り組みながら、現在は母牛140頭、子牛60頭、経産肥育・子牛肥育合わせて240頭の飼養管理のほか、馬や山羊、猫など多くの動物が一緒に生活しています。 今回、高値取引された子牛の系統図をさかのぼること十数年、母牛「しげひめ号」に始まり6産目の子「としこ6号」が誕生し、「としこ6号(1産目)」から「としこ1の1号(4産目)」が誕生「としこ1の4号」に受け継がれ、「としこ1の4号」の4産目となる子牛が今回セリに出場しました。 山下畜産で大切に育てられてきた「しげひめ号」の系統を受け継いだ子牛は、平成11年から令和2年までに39頭が産まれ、その中の5頭が高値取引されてきました。 今後は「現状維持。受け継がれてきている系統を絶やす事なく、これからも島内で大切にして未来に繋げたい」と話していました。オリエンタルユリをリスナーにPR 10月7日、花卉生産農家の鎌田ユリ園の鎌田洋平さん(44歳)がエフエム鹿児島のµミューズアップsUP!に出演し、栽培しているオリエンタルユリの魅力をリスナーに伝えました。 鎌田さんは、エフエム鹿児島の大ファンで農作業をしながら聴くのはもちろん、時々投稿するなど熱狂的なリスナーのひとりです。 今回は、いつもとは逆にリスナーに向けて自分が丹精込めて育てているオリエンタルユリの種類やコロナ禍での楽しみ方などを話しました。 また、花のある生活を楽しんでもらいたいとリスナー4名にユリの花束をプレゼントしました。14産(うち繁殖向け7頭)平均分娩間隔398日(13ヵ月)H11.8.5生しげひめ母11産(うち繁殖向け3頭)平均分娩間隔397日(13ヵ月)H18.10.27生としこ66産目の子10産(うち繁殖向け3頭)平均分娩間隔387日(12.7ヵ月)H20.8.11生としこ1の11産目の子4産平均分娩間隔391日(12.8ヵ月)H26.8.21生としこ1の44産目の子6

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