広報誌「みらい」2020年11月号
16/20

令和3年度農林水産予算一般概算要求の主な項目令和3年度農林水産関係一般予算概算要求決定!本県JAグループおよび県農政連は、9月11日に新型コロナウイルスの感染リスク軽減の観点から、中央会・各連及び生産者代表等(10名)による要請団を編成し、令和3年度農畜産物対策に関する中央要請(農林水産大臣や県選出国会議員等への要請)を実施いたしました。農水省は私どもの要請等を踏まえながら、令和2年度当初予算比120.0%となる総額2兆7,734億円の「令和3年度の農林水産予算一般概算要求」を決定し、9月30日に財務省に提出しました。今回の概算要求は、新たな食料・農業・農村基本計画や新型コロナウイルス禍を受け、生産基盤の強化やスマート農業推進、農畜産物輸出の拡大などに向けた支援策が柱となっており、本県JAグループが要請した主な事業について概ね増額要求となっております。今後、本県JAグループ・県農政連は、12月上旬~中旬の畜産、甘味資源作物対策の政策価格決定に合わせて、引き続き要請活動を行ってまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。対象品目事業名対策のポイント概算要求額(前年度予算対比)共通強い農業・担い手づくり総合支援交付金農業機械・施設の導入や、加工・業務用農畜産物の国産切り替えなどに対応する施設整備を支援245億円(45億円UP!)農業人材力強化総合支援事業次世代を担う人材を育成・確保するため、就農準備や経営開始時の早期の経営確立を支援する資金を交付等240億円(27億円UP!)鳥獣被害防止対策とジビエ利活用の推進有害鳥獣の捕獲活動の抜本的強化と野生鳥獣の肉の需要拡大を支援162億円(60億円UP!)スマート農業総合推進対策事業スマート農機の共同利用サービスの実証や低価格農機の開発支援55億円(40億円UP!)畜産畜産・酪農経営安定対策意欲のある生産者が経営の継続・発展に取組める環境を整備するため、牛マルキン等により畜産経営の安定を支援2,234億円(±0)消費・安全対策交付金家畜伝染病の飼養衛生管理の強化や重要病害虫のまん延防止策等33億円(3億円UP!)畜産生産体制の強化家畜の増頭、繁殖基盤の強化などを支援14億円(5億円UP!)野菜・果樹茶花き等持続的生産強化対策事業野菜、果樹、茶・薬用作物、花き等の支援対策215億円(21億円UP!)甘味資源作物甘味資源作物生産支援対策さとうきびやかんしょの生産性の向上に必要な農業機械の導入等159億円(45億円UP!)水田水田活用の直接支払交付金麦、大豆や飼料用米などへの助成、産地交付金での産地づくりを支援3,050億円(±0)※なお、今回は農水省から財務省へ概算要求された内容であり、事業の措置や予算が確定したわけではありません。今後、財務省との折衝を通じて、本年12月末頃来年度予算案が閣議決定されていく見通しです。概算要求に関する詳細なデータは、下記の農水省HPに記載されておりますので、ご参照ください。(URL:https://www.maff.go.jp/j/budget/r3yokyu.html)一般予算概算要求16

元のページ  ../index.html#16

このブックを見る