広報誌みらい2020年9月号
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吉田南支店管内横山 公こうき毅さん(35歳)  米森 遼りょうたろう太郎さん(35歳) ガソリンスタンドで8年、中距離のトラック運転手を経て、30歳で農業大学に入り、卒業後祖父が残してくれた畑での野菜作りが始まりました。 幼少期から祖父の農業(田んぼや桜島大根の収穫など)の手伝いをして育った米森さん。 就農して5年。現在、軟弱野菜生産部会「優ラ良」と白ネギ生産部会の会員としてハウス(7a)と露地(30a)でコマツナと白ネギ、直売所用の季節の野菜作りに取り組んでいます。2年ほど前から夏場の作業着として長袖の空調服を着用、愛用のサングラススタイルで猛暑のなか農業に取り組んでいます。(ちなみにこのスタイルは日焼け対策ではないですよ…と笑顔で話していました) ひとりでは手がまわらないため小学校からの幼なじみで農業大学時代の同期でもある横山さんと一緒に野菜作りに取り組んでいます。 25歳の頃から35歳になったら農業大学に行って農業を始めようと決めていました。 祖父が亡くなり、早期退職をした父親が農業を始めようとした矢先に亡くなったため、未来設計を変更して30歳の時に農業大学に入り野菜作りを学びました。 就農した当初はハウスもなく、知り合いからパイプハウスの骨材をもらい自分でハウスを組み立てましたが、その頃は特に作りたい野菜もなく何を作ろうか悩んでいた時にJAの担当者から露地でも作れる白ネギ作りを進められ、指導を受けながら栽培が始まりました。 週に1回・月6回以上はお休みを入れていますが、部会の研修などで完全にOFFにはならないことが多い中、予定がない時は吉田から下界(天文館)まで足を延ばし大好きな映画を満喫しています。 2019年には、降灰対策事業で強化ハウスが建ち、作る野菜を決めるために水菜やホウレンソウ、小松菜、トマトなどを作り、自分にあった野菜探しをした結果「回転が良くて管理がしやすい」とハウスで作る野菜を小松菜に決め、安心・安全な野菜を作っています。 「農業はマイペースで仕事が出来る反面、失敗もありますが難儀して乗り越えることが野菜作りの魅力かもしれないです」と笑顔で話す米森さん。 来年の秋にはハウス(2連棟が3つ)が建ちますが露地も面積を拡大して、将来的には法人化して色々な形の農業をやりながら「最終的にはイチゴの観光農園を開きたい」と笑みがこぼれていました。みらいを創る園 芸2

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